誕生石

アメジスト

12ヶ月それぞれに、 誕生石 がありますよね。
この誕生石、国によっても微妙に違いがあります。

国別誕生石一覧

日本 アメリカ イギリス オーストラリア カナダ フランス
1月 ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット
2月 アメジスト  アメジスト  アメジスト  アメジスト  アメジスト  アメジスト 
3月 アクアマリン アクアマリン アクアマリン アクアマリン アクアマリン ルビー
ブラッドストーン ブラッドストーン ブラッドストーン ブラッドストーン
サンゴ
4月 ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド
 水晶  ジルコン  サファイア
5月 エメラルド エメラルド エメラルド エメラルド エメラルド エメラルド
 ヒスイ クリソプレーズ グリーントルマリン
6月 パール パール パール パール パール ホワイトカルセドニー
ムーンストーン ムーンストーン ムーンストーン ムーンストーン カメオ
7月 ルビー ルビー ルビー ルビー ルビー カーネリアン
アレキサンドライト カーネリアン カーネリアン
8月 ペリドット ペリドット ペリドット ペリドット ペリドット サードオニクス
 サードオニクス  サードオニクス  サードオニクス  サードオニクス  サードオニクス
9月 サファイア サファイア サファイア サファイア サファイア ペリドット
ラピスラズリ ラピスラズリ
10月 オパール オパール オパール オパール オパール パール
ピンクトルマリン ピンクトルマリン タイガーアイ アクアマリン
11月 トパーズ トパーズ トパーズ トパーズ トパーズ トパーズ
シトリン シトリン
12月 ターコイズ ターコイズ ターコイズ ターコイズ ターコイズ ターコイズ
ラピスラズリ ジルコン ジルコン マラカイト

そもそも、誕生石とはどのように決められたものなんでしょう。
ちょっと不思議に思って調べてみました。

誕生石の歴史

誕生石を決定する元の説は諸説あるようですが、そのひとつが”旧約聖書”の”出エジプト記”と”エゼキエル書”の各28章にある”ユダヤの高僧の胸当て”だそうです。
旧約聖書は、イスラエル民族の神話を まとめたものであり、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教共通の聖典とされています。

あなたはまた裁きの胸当てを巧みな技を持って作り、これをエフォド(※1)の作りのように作らねばならない。
すなわち金糸、青糸、紫糸、緋色、亜麻のより糸でこれを作らねばならない。
これは二つに折って(二重にして)四角にし、長さはひと指あたり、幅もひと指あたりとしなければならない。
またその中に宝石を四列にはめこまなければならない。

第一列 紅玉髄・貴かんらん石・水晶
第二列 ざくろ石・瑠璃・赤縞瑪瑙
第三列 黄色水晶・瑪瑙・紫水晶
第四列 黄碧玉・縞瑪瑙・碧玉
これらを編細工(金で縁取り)のなかにはめこまなければならない。
その宝石は、イスラエルの子らの名に従い、その名と等しく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない。

※1 エフォドとは、祭司の装身具で名前をラピス・ラズリに彫り、両肩に付けるもの。

それぞれの石は諸説あるようです。
なのでこれらの石が絶対というわけではありません。
例えば、

第一列 ルビー・トパーズ・エメラルド
第二列 ざくろ石・サファイア・ジャスパー
第三列 オパール・めのう・紫水晶
第四列 藍玉・ラピスラズリ・碧玉

など、色々解釈されています。

そしてもうひとつの説。

キリスト教の経典”新約聖書”の”ヨハネの黙示録21章” 聖なる神の都、新しいエルサレムが天から降臨する様子を書いたものですが”その輝きは高価な宝石に似ており、透き通った碧玉のようであった。”とあります。

その都は高い城壁に囲まれて、東西南北に3つずつ門があり(全部で12)、その門にそれぞれイスラエルの子らの12部族の名前と御使いがいた。
城壁は碧玉で造られ、都は混じりけのないガラスに似た純金でできていた。
都の城壁には12の土台石があり、それには、小羊の十二使徒の十二の名が書いてあった。

第一の土台石は碧玉
第二はサファイヤ
第三は玉髄
第四は緑玉
第五は赤縞瑪瑙
第六は赤瑪瑙
第七は貴かんらん石
第八は緑柱石
第九は黄玉
第十は緑玉髄
第十一は青玉※2
第十二は紫水晶であった。
また、十二の門は十二の真珠であった。
どの門もそれぞれ一つの真珠からできていた。
都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。

※2 原文はヒヤシンス石。
古代のヒヤシンス石は黄水晶・ざくろ石・青い石の総称だそう。
時代によって示す石が変わるので注意

これも12がキーワード。
想像すると、ものすごい都です。
一度行ってみたい気がします。

誕生石の起源は、上記2つの説が有力視されています。

ヨハネの黙示録の21章の最後に、

”すべて汚れた者や、憎むべきことと偽りとを行なう者は、決して都にはいれない。 小羊のいのちの書に名が書いてある者だけが、入ることができる。”

とあります。
宝石のような輝く未来を手に入れるためには、人として道を踏み外してはいけない。
そして、隠していても気付いている人が必ずいるよという、21章最後の文に思いを馳せてしまいました。
私は無宗教ですが、聖書を一度読んでみたいと思いページをめくってみたことがあります。
歴史やものの考え方など、得られるものがあるように思ったからです。
しかし、”だれだれの子だれだれ~” と、永遠に名前が出てくる!
最初の1ページ目でギブアップした過去を持ちます。

聖書や天使、十二使徒などにたとえられた”石”

この石は、貴族や聖職者に限定されて所有を許可されていました。
権力の象徴として使われていたこともあり、18世紀まで一般の人々は原則所有禁止でした。
その後、昔々の婚約指輪を贈る風習をユダヤ人が一般の女性にも提案し、女性の生まれた月の石を贈ることを流行らせたそうです。
そして、世界中にこの流行がいきわたります。

当初は、12個すべての誕生石を持ち、その該当月にその誕生石をお守りとして身につけるというものでした。
そのうちに、誕生石を年間通して身につけるように変わっていきました。
さらに民族別に誕生石もばらばらになっていきました。

1912年 アメリカで行われた業者の大会にて、宝石組合が原則的な誕生石を選定。
その後イギリスの組合が新しい誕生石を選定。
それを基準に、他の国も誕生石を選定しました。
日本は1958年に決められました。
日本の誕生石は自国でとれる、3月に珊瑚・5月に翡翠を追加して選定されています。

フランスは独特の誕生石ですね。
アメリカに対する対抗意識の現われとも言われていますが・・。
実のところはわかりません。
その国の環境・季節・時代背景などを分析すると、楽しいかもしれませんね。

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TENDER TIME
小さい頃から石が好き。 そのまま大人になりました。 鉱物についてのブログを書き始めて、気がつけばいしのみせ TENDER TIMEの主となりました。

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