ゴッシェナイト goshenite

ゴッシェナイト goshenite (Etched・蝕像) Sao Geraldo do Baixio Ms-Brasil

ゴッシェナイトとは

ゴッシェナイトはベリル(beryl・緑柱石)の仲間。
アクアマリンエメラルドと兄弟です。

ベリリウムBeとベリル

ベリルとは、ベリリウム鉱物でベリリウムの原料となります。
ベリリウムは金属元素の一つで記号はBe。
この元素はとても期待されつつ実用化に至っていない元素だそうです。
というのも、高温になってもへこたれず(融点がめちゃくちゃ高い)、軽くて(アルミニウムより軽い)、硬い(銅に2%のベリリウムを加えると、混ぜていない銅の6倍の強度がでる)。
ロケットの燃料に応用しようとしたことがあったそうですが、実現されていないそうです。
なぜかというと、ベリリウムの粉末は吸い込むと肺が炎症を起こし呼吸困難になってしまうほどの毒性があるためで、更に加工そのものが難しいため粉末にしないと加工ができないとの理由からだそうです。

ベリル兄弟

その色によってその呼び名が分かれる、ベリル兄弟を記します。

水色・青色
アクアマリン(鉄による発色)
緑色
エメラルド(クロムによる発色)
無色
ゴッシュナイト(セシウム含有)
黄色
ヘリオドール(鉄分による発色)
ピンク
モルガナイト(マンガンによる発色)
赤色
レッドベリル(マンガンによる発色)

ゴッシェナイトとセシウム

ゴッシェナイトの名前の由来はマサチューセッツのゴッシェン。
この場所で初めてこの石は発見されました。
セシウムが含有されている石です。
セシウムとは、ウランの核分裂でできる”セシウム137”、放射性元素です。
そしてもう一つは、原子時計に応用されるのが”セシウム133”。
これは、”1秒”を決める単位となっています。
詳しく説明するとややこしいので省きますが、原子が出す電磁波の一回の振動が決める基準となり、その原子として使われているのがこのセシウム133だそうです。
因みに、誤差は30万年に1秒の誤差だそうです。

ゴッシェナイトの産出地

産出はペグマタイトに産します。
そして産地は、ロシア(ウラル山脈)・ブラジル(ミナスジェライス)・パキスタンなどがあります。

蝕像とは

Etched・蝕像とは、外的要因で表面が少し溶けてしまった状態の物。
エッチドクォーツなどという名前を聞いたことがあると思います。
写真を見た方からのコメントで、サランラップをクシャッとしたようなというコメントを頂きました。
細かくカクカクとした部分です。

ゴッシェナイトの意味 いわれ

このゴッシェナイトはかつて”メガネのレンズ”に使われていたとのこと。
Beryl(ベリル・緑柱石)→ドイツ語の”brille(メガネ)”が由来になっているそうです。

意味合いですが、ダイヤモンドのイミテーションにも使われるこの石は、見ての通り無色透明でこの輝き。
そのことからなのでしょうか?
”浄化”・”聡明さ”という意味合いが見られます。
目標に真っ直ぐ向かう集中力・物事を完成させようとするその向上心に力を貸す石と言われています。
古には”真理の追究”をするときに持つと良いと言われていたとのこと。

セシウム含有のこの石。
原子時計の話で1秒という時間の基準を決めると話しましたが、そう考えるとなんとなくそうなのかも・・という感じがしないでもないような。
時間というのはほんとうに不思議なもの。
時間のない世界なんて想像ができない。
時間と共に前にしか進めない人生。
振り返りすぎず・脇見ばかりせず・自身をしっかり持って自身の進む道を歩んでいきたいと思います。
(そう言ってみても、それは一番難しい事ですね^^;)

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TENDER TIME
小さい頃から石が好き。 そのまま大人になりました。 鉱物についてのブログを書き始めて、気がつけばいしのみせ TENDER TIMEの主となりました。

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