クリーダイト クリード石 CREEDITE
CREEDITE Mina Navidad, Abasolo, Durango, Mexico |
オレンジ色に見えるものは酸化膜に覆われてオレンジ色に見えていて、本来の色味は無色もしくは白色です。
他に紫色のものもあります。
小さく細かい結晶が密集したクラスターが多く、その姿はコレクターに人気です。
CREEDITE San Antonio El Grande Mine, Chihuahua, Mexico |
名前の由来
1916年アメリカコロラド州ミネラル郡のクリード(Creede)にて発見。
この地名がそのまま名前となりました。
ちなみにこのミネラル郡の郡庁所在地はクリードです。
産出地 産状
熱水鉱脈中に生成され晶洞に蛍石や重晶石とともに共生しています。
結晶の形は短い柱状で、先端部分が尖った形になります。
柱が集まり放射状に広がったものが多く見られ、小さな花がいくつもついているようなかわいい標本をみかけます。
紫色のものは少なくそもそもの形が水晶に似ているため紫水晶と間違いやすいですが、硬度が水晶は7、クリード石は4ということから区別が可能です。
アメリカ・メキシコ・ボリビア・カザフスタンにて産出されます。
基礎データ
- 化学組成 ハロゲン化鉱物 Ca3Al2SO4F8(OH)2・2H2O
- 色 無色 白色 薄紫
- 条痕 白色
- 結晶系 単斜晶系
- へき開 完全
- 硬度 4
- 比重 2.7