デクロワゾー石 DESCLOIZITE
DESCLOIZITE Berg Aukas mine Otjozondjupa Region, Namibia |
鉛や亜鉛を含む鉱床の二次鉱物のデクロワゾー石。
命名の由来は、この石の研究を行っていたフランスの鉱物学者のアルフレッド・デクロワゾーによるものです。
全体の産出量は少ないですが、産地によって多く産出される地域ではバナジウムの鉱石として採掘されています。
バナジウム及バナジウム鉱石の参考 バナジン鉛鉱
結晶の形はいろいろな形(柱状やくさび状やぶどう状など)で現れ、そのいろいろな形が放射状に広がった集合体として目にすることが多いかもしれません。
デクロワゾー石の成分中のCu>Znとなると、モットラム石となり完全固溶体の関係です。
基礎データ
- 化学組成 バナジン酸塩鉱物 Pb(Zn,Cu)VO4OH
- 色 褐色(黒褐色や赤褐色)緑色 オレンジ色等
- 条痕 オレンジ-赤
- 結晶系 斜方晶系
- へき開 なし
- 硬度 3-3.5
- 比重 6.2