アストロフィライト Astrophyllite
Astrophyllite Khibny,Kola,Murumansk,Russia 黒いものはアルベゾン閃石でしょうか?柱状です。 |
和名 星葉石(せいようせき)
雲母のように、うすく層状に剥がれます。(へき開が1方向に完全)
閃長岩にできるペグマタイト中に産することが多く、ノルウェー・グリーンランド・カナダ・そしてロシアのコラ半島等が有名産地です。
名前の由来
Astrophyllite Khibny,Kola,Murumansk,Russia |
しっかりと放射状の集合体が綺麗にいます。
放射状に広がった形が星をイメージしますね。
他にastroite(アストロアイト)・astrite(アストライト)とも呼ばれています。
この石の名前の由来は、ギリシャ語で”星”→”astro”・”葉っぱ”→”phyllon”だそうです。
また、”星葉石”という鉱物名の他に、”〇〇グループ”のようにグループ名をさす言葉でもあります。
基礎データ
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化学組成 珪酸塩鉱物
K2Na(Fe2+,Mn)7Ti2Si8O26(OH)4F - 色 古銅黄色・黄金黄色・金黄褐色
- 条痕 帯緑褐色
- 結晶系 三斜晶系
- へき開 一方向に完全(雲母のように、薄く層状に剥がれます。)
- 硬度 3
- 比重 3.3~3.4